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Shiho Tokuda's Blog / とくだしほのブログ

とくだしほの日々の泡つぶ "Hibi no awatsubu"

様々な国での様々な経験の後2016年より故郷鹿児島に移住。フラメンコだけでなく、チベット体操&体幹トレーニングのクラスや海外経験を生かした講義・講話など活動中。釣りが楽しみの一つ。

2015年夏 鹿児島ライブ、クラス、ボランティア活動などなど☆

ライブ、公演、イベント、講演など Posted on 2015-07-31 23:24:58

鹿児島での活動内容です。
お近くにお住まいの方はぜひフラメンコに触れてください☆

7月24日- 9月13日
アーバンウェルネスクラブ・エルグ (鹿児島市) にて教授

8/1, 8, 22, 29, – 9/12, 10:00- , 11:30-
夏の特別クラス
ラ・ブレリア (鹿児島市山下町 2 番 12 号 水月ハイツ 1 ) にて教授

8月7日, 12:20 – 12:50
市民アートギャラリー (鹿児島市) ランチタイムコンサート

8月20日, 14:00-
ボランティアライブ vol.1 高齢者の方のための施設にて

8月22日, 18:30-
日置市野首地区公民館にて野首地区夏祭り(ボンダンス)・花火大会の舞台演芸に出演

8月23日, 17:30-
アーバンウェルネスクラブ・エルグ (鹿児島市) 主催の夏祭りにてパフォーマンス

8月24日, 11:00-
ボランティアライブ vol.2 高齢者の方のための施設にて

8月25日, 14:00-
ボランティアライブ vol.3 高齢者の方のための施設にて





とくだしほ★フラメンコ 夏の特別クルシージョ

鹿児島クラス Posted on 2015-07-31 23:12:23

鹿児島にて夏のクラスを開催いたします。
フラメンコが初めてという方も丁寧に指導いたします。
経験者の方には基本的なテクニックをおさらいしながらよりフラメンコらしさを強化していきます。
フラメンコが全くの初めてという方は体験レッスン1000円で受けていただけます。また見学も受付いたします。

8/1, 8, 22, 29, 9/12 (全5回、土曜日)
・10:00-11:30 初心者のためのクラス(1.5H)
・11:30-13:00 経験者のためのクラス(1.5H)

<NEW!> 入門クラス追加で開催します。
8/22, 29, 9/10, 12(全5回)
8/22 (土) 14:00-15:00
8/29 (土) 13:00-14:00
9/10 (木) 19:00-20:00, 20:00-21:00
9/12 (土) 13:00-14:00

★補修クラス
お申し込みいただいた方で出れない日程がありましたら、補習クラスに参加いただけます。
単発料金3500円+スタジオ代(参加人数によりますが、数百円になります)
8/22 13:00-14:00
9/10 18:00-19:00
(8/29 13:00以降可能、9/12 14:00以降可能)

場所
エストゥディオ ラ・ブレリア
(鹿児島市山下町 2 番 12 号 水月ハイツ 1 階)

クラス内容
初心者のためのクラス:
立ち方、腕、手、指、腰の使い方、足の打ち方、基本のステップ(マルカール)、回転など、基本のテクニックを学びながら、ブレリアの振付けを進めていきます。

経験者のためのクラス:
基本のテクニックを一つ一つ確実にしていき、回転の種類、足の種類を少しずつ増やしていきます。振付けは12拍子で、明るく華やかなアレグリアスを振付けていきます。

入門クラス:
基本のテクニックをじっくり一つ一つ丁寧に進めていきます。
振付けはセビリアの春祭りで踊られるセビジャーナスを基本テクニックを大事にしながら進めていきます。

<料金>
初心者のためのクラス(1.5H)
・単発:3000円 ・5回:12000円

経験者のためのクラス(1.5H)
・単発:3500円 ・5回:14000円

2クラス受講
・単発:5000円 ・全10回:20000円

<NEW>
入門クラス(1h)
・単発:2500円 ・全5回:10000円

*初めての方: 体験レッスン1回 1000円
*見学の希望は随時お受付しております。

<お申し込み>
flamenco@shihotokuda.com へお名前、メールアドレス(パソコンからも受信できるアドレス)、ご希望のクラス、電話番号をお送りください。

ご質問がありましたらご連絡いただけると幸いです。




7/8, 9, 10, 12 ライブ in 東京

ライブ、公演、イベント、講演など Posted on 2015-05-19 18:47:13

東京でのライブが続々と決まってきています。今回は2年半ぶりということで、私自身も大変楽しみです。また、絶対やりたい!というメンバーとのライブが実現していて身が引き締まる思いです。
沢山の方が応援してくださったり、今回も協力いただいてます。心から感謝して、いいライブができるようしっかり準備したいと思います

★2015年7月8日(水)
Open 18:00, Start 19:15/20:45 ※出演者等に変更がありました

フラメンコ&スペイン料理店 アルハムブラ(JR西日暮里駅 徒歩1分)
北は北海道から南は鹿児島、西はスペインから踊り手とギタリストと共演します!
(私は1部に出演予定です)

踊: Lidia Valle, 押野由起子, 吉田光一, 渡米伯江, 徳田志帆
歌: 永潟三貴生 / ギター: Roque Avecedo

スペイン料理とショーをお楽しみください。¥3500 (一部・二部通し)
ご予約:03-3806-5017 お問い合わせ:info@alhambra.co.jp

★2015年7月9日(木) Flamenqueen
open 18:00〜、1部 19:00〜 、2部 20:30〜(入れ替え無し)チケット¥4000

ライブレストラン サラ・アンダルーサ(恵比寿)
渡西前の最後のライブのメンバーが2年半ぶりに集結!大好きな恩師であり、大人気の踊り手、吉田久美子さんと大活躍で素晴らしいセンスの踊り手、松島かすみさんとのライブです。ギターはグラナダ出身のエミリオ、カンテはラジオでも大活躍の有田圭輔さんが歌ってくれます!

踊: 吉田久美子, 松島かすみ, 徳田志帆
歌:有田圭輔、ギター:エミリオ・マジャ
¥4000
チケット申し込み:llla_alll3@hotmail.com、flamenco@shihotokuda.com
お食事席<テーブル指定席>は先着34名様のみ、2日前までに予約可能

★2015年7月10日(金) 20:00/21:15
タブラオ カサ・デ・エスペランサ(地図・割引券はこちら
数々の受賞歴を誇る実力のお二人と共演!熱い夜になります。

踊: 田村陽子, 梶山彩沙, 徳田志帆 歌: 大橋範子 / ギター: 長谷川暖

¥4000 (割引券利用で¥3500)1ドリンクと1プレーのお食事込み+1500円で飲み放題
割引券をご希望の方は出演者にお問い合わせいただくか、ウェブページから印刷いただけます。
ご予約:03-3316-9493 (19:30-24:00) / 03-3383-0246 (11:00-18:00) selva@tablaoesperanza.com


★2015年7月12日(日)開場時間:18 :30 / 開演時間:19:00 夜があけたら
Kid Ailack Art Hall Open The Door Series Dance Vision vol.1
キッド・アイラック・アート・ホール(京王線・京王井の頭線「明大前」駅 徒歩2分)

踊:とくだ しほ / 敬意をもってお送りするソロ公演

入場料金:予約 2000円 / 当日 2300円
Dance Vision 2015: 15日間通し券 10000円
ご予約 5/24 12:00より受付開始:メール arthall@kidailack.co.jp / TEL. 03-3322-5564

→ちらしPDFはこちら

東京、短期クラスの詳細はこちら。
ウェブサイトページ:http://shihotokuda.com/ja/lessons-ja/2015class.html
Facebookページ:https://www.facebook.com/events/577978239009863/



2015/7/19・20 とくだしほ★フラメンコ 短期クラス in 東京!

東京クラス Posted on 2015-04-25 06:05:18

7/19(日)・20(月) <スタジオ カサ・デル・アルテ> →ちらしPDFはこちら

1. 13:00 – 14:00
初心者クラス セビジャーナス
姿勢、基本的な足のテクニック、腕、手の使い方、パルマ(手拍子)など基本を学びつつ、スペインのセビリアで春に踊られるセビジャーナスの振り付けを進めます。

2. 14:00 – 15:00
お子さまとフラメンコ
手拍子と簡単な振り付けを楽しくお子さまと一緒に学びます。子育てをしながらフラメンコやってみたい!というおかあさまも一緒に学べるクラスです。(おかあさまは他のクラスの受講も可能です。クラスの間のお子さまのお世話についてはご相談ください。)

3. 15:00 – 16:00 初・中級クラス ブレリア

基本テクニックをベースにフラメンコの醍醐味であるブレリアを学びます。レマーテ、ジャマーダ、マルカールなどブレリアらしい小粋な振り付けを進めます。

4. 16:00 – 17:00 中・上級クラス ソレア・ポル・ブレリア

基本テクニックをベースに振り付けをなぞるだけでなく”踊る”ことに注力していきます。ソレアの重みとブレリアの軽快さを兼ね備えたソレア・ポル・ブレリアを振付けます。

<料金>

1・2 <お子さまとフラメンコ/初心者クラス>
2日間 : ¥3000 (60分×2)
2日間×2クラス:¥5000 (60分×4)
単発:¥2000 (60分)

3・4 <初・中級クラス / 中・上級クラス>
2日間:¥5000 (60分×2)
2日間×2クラス:¥8000 (60分×4)
単発:¥3500 (60分)

2 + 3 or 4:¥6000(60分×4)

<レベルの目安>
 ※あくまで目安です
初心者クラス: 初めての方〜1年
初・中級クラス 1〜4年
中・上級クラス 4年〜

<場所>
場所:スタジオ CASA DEL ARTE(カサ・デル・アルテ)
〒105-0014 東京都港区芝3丁目16番地13号 MARUWAビル1階

<申し込み方法>
お名前、ご希望のクラスと受講日、ご連絡先(電話番号、Eメールアドレス)をflamenco☆shihotokuda.com までお送りください。(☆を@に変えてください)
個人・グループレッスン(2人〜)、その他ご質問・お問い合わせも承ります。

<講師紹介>
徳田 志帆(とくだ しほ)
1982年 鹿児島生まれ。
2001年ロサンジェルスに渡米。サンタモニカカレッジで学ぶ。
2005年 東京にてフラメンコを始める。 2007年より主に東京のタブラオで活動開始。
2012年 第21回 ANIF日本フラメンコ協会 新人公演「フラメンコ・ルネサンス21」バイレ/ソロ部門にて奨励賞を受賞。 翌年 第7回 スペイン舞踊振興MARUWA財団 CAFフラメンコ・コンクールにてコンセルバトリオ賞を受賞。
2013年4月よりスペインはSevillaへ。同年9月よりConservatorio Superior de Danza de Madridにて学びつつ、ヨーロッパでの活動を開始。
2014年5月よりスウェーデンを拠点に、自身もスペインで学びながら、ノルウェー、パリ、ストックホルム、マドリッド、キューバなどインターナショナルに活動中。
卓越したテクニック及び内なる感情を力強くかつ繊細に表現する情熱的なパフォーマンスが持ち味。また、きめ細かい教授活動にも定評がある(スウェーデン・キューバ)。
2015年夏、2年半ぶりの一時帰国の際、東京・鹿児島にてライブや短期クラスを予定。

その他活動の詳細などはホームページにて紹介しております。
http://shihotokuda.com


→ちらしPDFはこちら



2015/7/25 とくだしほ★フラメンコ 短期クラス in 鹿児島!

鹿児島クラス Posted on 2015-04-24 12:14:33

2015年7月にかれこれ2年半ぶりに一時帰国いたします!

故郷鹿児島で短期のクラスを開催いたしますので、ぜひこの機会にフラメンコに触れていただければと思います。(PDFファイルはこちら

第1回 短期クラス 2015/7/25(土)エストゥディオ ラ・ブレリア

1. 13:00 – 14:00 初心者の方のためのクラス ¥2500
姿勢、簡単な足のテクニック、腕、手の使い方、パルマ(手拍子)などベーシックなことを学びつつ、スペインのセビリアで春に踊られるセビジャーナスの振り付けを進めます。

2. 14:00 – 15:00 お子さまとフラメンコ ¥2000
手拍子と簡単なルンバという曲の振り付けを楽しくお子様と一緒に学びます。子育てをしながらフラメンコやってみたい!というおかあさまも一緒に学べるクラスです。(おかあさまは他のクラスの受講も可能です。クラスの間のお子さまのお世話についてはご協力できますので、事前にお知らせください。)

3. 15:00 – 16:00 経験者の方のためのクラス ¥3000
基本テクニックをベースに振り付けをなぞるだけでなく”踊る”ことにも注力してクラスを進めます。ソレアの重みとブレリアの軽快さを兼ね備えた、ソレア・ポル・ブレリアの振り付け進めます。

※2クラス受講の場合はさらに割引になります。(1+2: ¥3000、2+3: ¥4000)
※9月中旬まで引き続きクラス開催を予定しています。詳細はお問い合わせください。

<場所>
場所:エストゥディオ ラ・ブレリア(鹿児島市山下町2番12号 水月ハイツ1階

<申し込み方法>
お名前、ご希望のクラスと受講日、ご連絡先(電話番号、Eメールアドレス)をflamenco☆shihotokuda.com までお送りください。ご質問・お問い合わせも承ります。(☆を@に変えてください)個人・グループレッスン(2人〜)、その他ご質問・お問い合わせも承ります。

<講師紹介>
徳田 志帆(とくだ しほ)
1982年 鹿児島生まれ。
2001年ロサンジェルスに渡米。サンタモニカカレッジで学ぶ。
2005年 東京にてフラメンコを始める。 2007年より主に東京のタブラオで活動開始。
2012年 第21回 ANIF日本フラメンコ協会 新人公演「フラメンコ・ルネサンス21」バイレ/ソロ部門にて奨励賞を受賞。 翌年 第7回 スペイン舞踊振興MARUWA財団 CAFフラメンコ・コンクールにてコンセルバトリオ賞を受賞。
2013年4月よりスペインはSevillaへ。同年9月よりConservatorio Superior de Danza de Madridにて学びつつ、ヨーロッパでの活動を開始。
2014年5月よりスウェーデンを拠点に、自身もスペインで学びながら、ノルウェー、パリ、ストックホルム、マドリッド、キューバなどインターナショナルに活動中。
卓越したテクニック及び内なる感情を力強くかつ繊細に表現する情熱的なパフォーマンスが持ち味。また、きめ細かい教授活動にも定評がある(スウェーデン・キューバ)。
2015年夏、2年半ぶりの一時帰国の際、東京・鹿児島にてライブや短期クラスを予定。

その他活動の詳細などは下記ホームページにて紹介しております。

http://shihotokuda.com



PDFファイルはこちら



森にて

Japanese Posted on 2014-06-06 11:19:35

スウェーデンの森へ戻ってきた。
ここは、非常に落ち着く場所。
日々の不安や雑念で満たされた頭、疲れた心、体を休める。

そして同じくここは、ポジティブな新しいアイデアが生まれる刺激的な場所でもある。
森の空気の中で、スペインで常に緊張状態にある心と体が緩まったとき、さまざまな不安から解放されたとき、ふと、クリエイティブなアイデアが生まれる。

日本を発って1年と2ヶ月が過ぎようとしている。

初めてスウェーデンに訪れたのはちょうど一年ほど前。
それからだいたい2ヶ月ぐらいのペースでここにくる事になるとは思いもしなかった。

でもここへ戻ってきてはリセットして私なりの次なる目標へと向かってきたような気がする。
私にとっては大きな決断をした直後の時期だっただけに、こうゆう場所が持てたことはとても素晴らしくありがたいことだ。

スペインにくる前は固執した考えしかなく、雑多な日々の繰り返しで、
決してクリエイティブになれる環境とは言えなかった。

ただフラメンコをしたいという理由だけでなく、もう少し自分の生活や自分自身と向き合いたいという気持ちで日本を出た。

今この一年、踊りながら、学びながら、自分をみつめながら、日本にいたときと全く違う方法で集中して創っていくということを、少しづつ実践できている気がする。

とても安定しているとは言えないにしても、そんな環境にいれることはとても恵まれていると思う。

でももう少しヨーロッパにいたい。もっと活動していきたい。
もっと長くいれるように、日々、挑戦していこうと思う。

さてまた来月ここに戻ってくることになりそうだ。

今回はイギリスからのロックギターリスト Innes Sibun (イネス・サイバン)のshowにゲストとして、彼のユニークで美しいギターソロとともに踊らせてもらえることになった。

ノルウェーで7/12。※11日はお店側の都合によりキャンセルとなりました。

今回は大部分が即興的になると思うけど、これから創っていきます。
これも新たな試みとなりますが、本当に楽しみ。

去年のパリやstockholm、karlstadでのDansExpoなどなど。



Córdoba (コルドバ) へ

Japanese Posted on 2013-11-18 05:01:23

友人がコルドバのコンクールに挑戦するというので、週末を利用してコルドバまで行ってきた。

ここスペインでコンクールに挑戦するということ。

彼女たちの心意気と精神力の強さに心打たれて、

心から尊敬して、

そして、同じフラメンコを踊る日本人としてしかと見届けたく、

応援したく、

深夜マドリッドからバスに乗り込んだ。

コルドバのGran Teatroのバックステージでそのコンクールは行われた。
思ったより随分小さい舞台で、観客も200人限定だった。

レベルに関して言えば、想像してたより幅広く、すでにプロとして活躍するレベルの高いアーティストもいれば、目を疑うような信じられないレベルの踊り手もいた。

でもやはり歴史ある権威あるコンクールとあって挑戦するアーティスト達の緊張感が観客まで届いた。

踊り手は予選で2曲を踊る。

3〜4人のグループで初めに1曲目を、1曲目を順番通りに踊り終えたら今度は2曲目をまた順番に踊る。

審査員は、途中で止めることも出来るらしいが、踊りの予選1日目に関していえば曲の途中で止められた人は1人もいなかった。

そして、踊りの順番は苗字のアルファベット順。

午前は3人のみで11時〜12時まで。

午後に13人。

午後は、18時〜22時半まで。

なぜにもっとうまい具合に午前に見ない?もともと公式サイトにも、2時までと書いてあったじゃないか、、、

という疑問があるが、ここはスペイン、こういうことには慣れてきた。

午前の部も午後の部も約2時間前から並んだ。

午後は、とにかく長かった。

日本のコンクールを見ていても思うことだが、限られた時間で、どれだけを伝えられるか、どれだけ空気を充実することができるか、が非常に重要だと思う。

テクニックは絶対に必要不可欠だけど、多くの実力ある踊り手が空気を変えられないまま、空気をつかめないまま、もしくは何も伝えられないまませわしく動いて、汗をかいて終わってしまう。

また、伝える手段を間違って、もしくは一方的すぎて、残念ながら観客をうんざりさせてしまうパターン。

このパターンは、一歩間違えるとフラメンコの乱用に見えてしまう。

折角フラメンコのエッセンスが沢山あるのに、なんだか切なくなる。

テクニック以前にもう見る気を失ってしまう。

また、空気感も充分、いい感じだ!って思った人でも、そこにテクニックがないと、なんだか物足りなく見えて、結局20分の踊りを通して何が伝えたかったんだろう?と疑問に思えてしまうパターン。

今回日本から参加する3人のうちの2人は、予選1日目の最後を飾った。

体型、骨格、肉の付き方、顔の作りはもちろん、さらに外見だけでなく、食べるものも文化も言語も国民性も性格も違う。

もちろんフラメンコへのアプローチも表現方法も違う。

言葉で表すのはすごく難しいが絶対的にスペイン人と”違う”のだ。

日本人がフラメンコを踊るということは、まずこの絶対的に違う、ということからはじまるんだと今更ながらに痛感した。

こっちの観客は、日本のそれよりもずっと素直で分かりやすい。反応がダイレクトだ。

人は”違う”ものを受け入れるのに少なくとも時間を要する。

会場から、

“あれ、なんか違う、え?日本人??”

という素直な反応がビシビシ伝わってくる。

異様な空気が流れる。

まずそれを取り除くためには、強烈なインパクトが必要だし、やっぱり月並みだけど、日本人がフラメンコを踊る、特にコンクールという場所で踊るということは”難しい”ことなんだと感じた。

でも、多くの日本人がフラメンコに真摯に向き合って、

長い時間をかけて、

人生をかけて、

生活をかけてフラメンコを学び、

そして表現しているんだ、

ということは、見ているみんなの頭の片隅に残ったはずだし、私は挑戦した彼女たちを心から誇りに思った。(僭越ながら、私にはそんな実力も勇気もない。。)。

そして、ここスペインで”違う”ものとして生活している一種の難しさが分かるだけに、私自身、私個人的には、ものすごく勇気をもらった。

堂々とあの舞台にたったことは本当にすごいことだと思う。

そして、心からお疲れ様と伝えたいし、私もがんばりたい気持ちがモリモリ湧き上がった。

もうひとつふと思ったことは、同じフラメンコでも、沢山のスタイルがあって、誰1人として同じじゃないだけにまず、フラメンコを知らない人がフラメンコを理解するのが難しい。

そして、フラメンコの醍醐味が、”共有すること”だとしたら、少なからず見ている観客もフラメンコを知ってた方が圧倒的に楽しめる。だから知らない人は、”なんだかすごい!”と思っても”楽しめる!”ということまでは初見では到達できないんじゃないかと。

それがフラメンコがいまいち広がっていかない原因でもあるのかな?と。

フラメンコ芸術の性格自体が、ぶわっと広がるような種類ではないのかな?と。。。

今回の予選1日目で私的に印象に残った2人。

1人は超絶テクニック。

カンテやギターすら印象から消し去るほどの強い存在感と、視覚を刺激する動き、そして正確で強いサパテアード。

1人舞台。舞台ももっと小さく見える。

カンテもギターもいらないんじゃないか、と思うほど。

でも充分な自信と気合、またそれを裏付けるテクニックで観客を納得させた。

もう1人はこてこて古いフラメンコを愛してやまないのが伝わる、ある意味とても地味な踊り手。

衣装も、パソも古めかしく。

全部のパソが見覚えあるような、次に何をするかわかってしまうような。

でも終始、超絶シンプルに徹して、カンテから素晴らしい歌を引き出して、空気が満ち満ちて、大きなエネルギーで観客ごとふわっと包み混んでどこかへ連れて行った。

体型も小柄で、目を見張るような美人でもない彼女が、最後は美しく、強く、輝いてみえた。

気づいたら涙がボロボロ止まらなかった。



新しく。

Japanese Posted on 2013-11-11 12:12:40

ブログを一新。

先日ノルウェーにて、Marcus BonfantiPaddy Milnerの2人の素晴らしい
アーティストとのライブのインターバルで少しフラメンコを踊ってきました。

全く違うアートですが、彼らのライブを壊さないいいサプライズに
なってることを祈るばかりで、私はできる事を精一杯やってきた。

彼らはプロフェショナルで、キラキラ輝く瞬間がいくつも訪れた。

ここスペインへ来てはや7ヶ月が過ぎそうだ。
マドリッドの生活も少しずつ慣れてきつつある。
明日からまた学校の生活が始まる。
マドリッドのフラメンコは、私の学校のフラメンコは、私が触れてきたものと
何かが決定的に違う。

違うものは体がむずむずする。
違うものを消化できてないからだ。

もう少し時間をかけて向き合えていけたらいいと思う。


2ヶ月ぶりに訪れたスウェーデンの森はすっかり様子が変わって、
秋とこれから訪れる冬の香りがした。



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